病院・介護施設でおしぼりは、手拭き、顔拭き、全身清拭、おしり拭きなど幅広い用途で使用されています。従来の布おしぼりでは、感染症のリスクを避けるために、それぞれの用途に応じてサイズの違うタオルが必要になり、それぞれの用途ごとに洗濯・消毒・乾燥・保管も別々になります。
それでは、布おしぼりから自動おしぼり機への切り替えを検討している施設では、どんなポイントが重要になるでしょうか?
多くの用途に使用できるように、カットサイズの種類・ロール紙の厚みの種類がより豊富な製品が求められるでしょう。なおかつ、衛生面の不安解消のためにも、除菌性能に優れた除菌液を使っている製品が安心できますよね。
また、病院・介護施設では特に使用頻度が高いため、機械の消耗も速く、万が一の故障時の保証面も非常に重要なポイントになります。
そこでこの記事では、病院・介護施設向けに、自動おしぼり機を選ぶ時のポイントや、自動おしぼり機を導入するメリットについて解説し、病院・介護施設向けおすすめ製品を編集部が厳選しました。
- 使い捨てなので、繰り返し洗濯して使う場合の感染症のリスクを低減できる
- 感染症が出た時、感染者に使用したおしぼりとの仕分けの必要がなく、感染拡大防止対策になる
- 毎回新品のおしぼりなので、使用する側の安心感がある
- 使用後は燃えるゴミとして捨てられるので、紙オムツとタオルの仕分けの手間が省ける
- 洗濯・消毒・乾燥の作業がないため、業務効率化につながる
病院・介護施設に適した自動おしぼり機の選び方
- 衛生面
ヒーター機能の温度、使用する除菌液の除菌性能 - ロール紙の種類・厚み
ロール紙の厚みの種類と、厚手タイプのロール紙の坪量が大きいものがあるか
※「坪量」=ロール紙1㎡あたりの質量 - アフターサービス
自動おしぼり機使用中に、万が一不具合・故障が起きた時の保証期間と保証内容 - 定期メンテナンス
定期的なメーカーメンテンナンスの有無 - 無料お試し
自動おしぼり機導入前に無料でお試しが可能かどうか
ブランド名 | プールス(Purus) | おしぼりハンディーⅡ | ファインド(FIND) | HOTARU(ホタル) |
種類 | 薄・厚・特厚 | 薄・厚 | 薄・厚 | 薄・厚 |
最大坪量 | 120g/㎡ | 70g/㎡ | 80g/㎡ | 記載なし |
保証期間 | 1年 (最大5年サポート) | 2年 | 1年 | 1年 |
定期メンテナンス | 年1回 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
無料お試し | 10日 | 30日 | 10日 | 7日 |
ブランド名 | プールス(Purus) |
レンタル | 月額3,300円 (税抜) |
希望小売価格 | 定価198,000円 (税抜) |
保証期間 | 1年間(最大5年間サポート付) |
無料お試し | 10日間無料 |
プールスの特徴
薄手・厚手・特厚手から選べ、特厚手の坪量は120g/㎡としっかりとした厚み
10日間の無料お試し
年1回の定期メンテナンス
安心のアフターサポート
日本製
ロール紙の薄手タイプは坪量50g/㎡と一般的な薄手ですが、特厚手タイプは坪量が120g/㎡と業界で最も厚いものになります。ですので、手拭きから全身の拭き取りまで幅広く対応できます。
導入前に10日間の無料お試しができるので、あらかじめ製品を確認できるのも安心ですね。
日本製ともあり、保証期間は5年間とこれも業界最長の保証期間となってますので、長期間安心して使える製品です。
その他のおすすめ機種
おしぼりハンディーⅡ
レンタル | 購入 | 最大坪量 | 保証 | お試し |
✕ | ◯ | 70g/㎡ | 2年 | 30日間 |
2年保証
FIND(ファインド)
レンタル | 購入 | 最大坪量 | 保証 | お試し |
◯ | ◯ | 80g/㎡ | 1年 | 10日間 |
20cm〜35cmで1cm単位でのカットサイズ調節可能
HOTARU(ホタル)
レンタル | 購入 | 最大坪量 | 保証 | お試し |
◯ | ◯ | 記載なし | 1年 | 7日間 |
UV殺菌機能搭載で除菌液が不要
病院・介護施設に適した自動おしぼり機を選ぶ時の5つのポイントを解説
ポイント1. 除菌性能
自動おしぼり機では、常温の水道水をタンクに入れて給水する仕様のものがほとんどですが、タンク内での菌の繁殖を抑えるために、水と一緒に除菌液というものを入れるものがほとんどです。その除菌液が検査機関での検査済みで、各種菌・ウイルスへの有効性が有り、なおかつ人体への安全性が立証されたものかどうかをしっかりチェックしましょう。
ポイント2. ロール紙の種類・厚み
自動おしぼり機によって、専用のロール紙があります。製品によって薄手〜厚手タイプまで3種類以上選べるものもあれば、2種類の取り扱いのみのものあります。
ロール紙のラインナップが、薄手〜厚手まであれば、それだけ用途の幅も広がります。例えば、手拭き・口拭きは薄手でも対応できますし、身体の清拭・おしり拭きはしっかりとした厚みがあると安心ですよね。
1台の自動おしぼり機でより多くの用途に対応するために、用途に応じてロール紙の選択肢がある方が汎用性が高いと言えます。
ただし、ロール紙の厚みが厚くなればなるほど1ロールの巻きの長さが短くなり、その分おしぼり1本あたりの単価は上がります。おしぼりは日々大量に使うものなので、用途に応じた最適な厚みのロール紙が選択できると、コストとの調整もできます。
※1㎡あたりの質量を「坪量」と言い、坪量が大きいほど厚みがあるということになります。厚ければ厚いほどより布に近い厚み・質感になり、それだけしっかりとした拭き心地になります。
ポイント3. アフターサービス
保証付きといっても、保証内容はそれぞれです。例えば、故障時に、メーカーが修理できるまで待たないといけなかったり、部品によっては保証対象外だったりということもあります。保証期間が長いといえども、どういった保証内容になっているかをチェックするのは大事なポイントになります。
自動おしぼり機導入後に、製品によっては、定期的に部品の消耗チェックやクリーニングを行ってもらえる定期メンテナンスというサービスの付くものがあります。
定期メンテナンスには製品の故障を未然に防いだり、衛生状態をチェックするというような目的があります。使っている側からすると安心なサービスですよね。
自動おしぼり機を安心して使用するためには、導入後のアフターサービスが充実している製品を選ぶのがベストです。
ポイント4. 保証期間
自動おしぼり機導入後に、万が一故障が起きてしまった、そんな時、修理する度に2〜3万円くらいかかるといった製品も少なくありません。ただ、製品によっては修理費用や交換費用をメーカー負担で無償保証してくれるものもあります。
無償で保証してくれる期間が長ければ、それだけ安心感はありますよね。保証期間を比較し、より長く保証してくれる製品を選ぶと安心ですね。
ポイント5. 無料お試しがあるか
自動おしぼり機導入を検討しているが、「見るのも初めてでどんな製品なのかわからない」という方は、まずは製品を見てみたいと思うはずです。そんな方のために各社製品を無料でお試しできるキャンペーンを実施しています。
ただし、製品によっては無料お試しができるものと、できないものがあります。自動おしぼり機導入後に失敗をしないために、導入前にまずは無料でお試しができるかどうかは重要なポイントになります。
また、無料お試しと言っても、送料などが一部有料だったりするものもあるので、お試しを申し込む前に事前に確認をしましょう。
病院・介護施設に自動おしぼり機は必要?4つのメリット
メリット1. 感染症発生のリスク低減
■毎回新品の使い捨てなので、繰り返し洗濯して使う場合の感染症のリスクを低減できる。
布おしぼりを洗濯して繰り返し使用していると、ハイター等での消毒をしていても、消毒し切れずに菌が残ってしまうリスクがあります。 また、常に衛生面に気を遣って洗濯・消毒をしなければいけないですし、それが毎日ってなると大変ですよね。現場の方のそういった手間が省けるのも大きなメリットです。
メリット2. 感染拡大対策
■感染症が出た時、感染者に使用した清拭タオルとの仕分けの必要がなく、感染拡大防止対策になる。
おしり拭きとして布タオルを使用し、もし使用した方から感染症が出た時、感染拡大を防ぐために、使用したタオルを仕分けて他のタオルと混ざらないようにしないといけません。自動おしぼり機なら、使用後は燃えるゴミとして廃棄するだけなので、感染拡大のリスクを回避することができます。
メリット3. 安心感
■使用者・家族の安心感
使用者やその家族にとっても、毎日使うおしぼりの衛生面は気になるところですよね。いくら洗濯・消毒してるといえども、他の人と共有することに抵抗感がある人にとっては、使い捨てのほうが安心、と思う人は多いはずです。実際に使用する側の、衛生上の安心感という点でも大きなメリットがあります。
メリット4. 業務効率化
病院・介護施設で従来の布おしぼりを施設内で洗濯して使用している、というところでは、毎日大量のおしぼりを洗濯している場合が多いです。リネン業者回収型もありますが、回収前に簡単に洗っておかないといけないこともあります。
また、おしり拭きで使用する場合は、清拭後に紙オムツとの仕分けが必要だったり、被清拭者が感染症の場合は、他の方とおしぼりを分ける作業も必要になります。
自動おしぼり機は、使用後は燃えるゴミとして捨てられるので、洗濯も分別も必要ありません。日々業務に追われている現場の方の手間を減らすことで、大幅な業務効率化を図ることができます。
- 自動おしぼり機導入により、感染症対策と同時におしぼり管理の手間が省け業務効率アップ
- 無料お試しが有り、アフターサービスが充実した製品がおすすめ
- 病院・介護施設向けの条件を満たす編集部おすすめの自動おしぼり機はPurus(プールス)